ほくろから生える毛は抜いてもいい?脱毛はできる?正しい処理の仕方を解説

ほくろから生える毛の正しい処理方法を知っていますか。
実は、自己処理する前にも知っておいたほうがいいことがあるのが、ほくろ周りのケアです。

「抜いてもいいのか」「脱毛の施術はできるのか」など、安全にセルフケアを行うためには気をつけたいことがありますので、そのポイントを紹介していきます。

気になるほくろの毛

ほくろから毛が生えてきて、気になることはありませんか。
ほくろには黒くて太い毛が生えることも多く、長い毛が1本または複数生えてきたときには、どうしたらいいのかと悩むこともありそうです。

ほくろから生える毛や1本だけ長い毛が生えるのは縁起がいいとも言われます。
しかし、体の目立つ部分に太くて長い毛が生えてきたときには、残しておくことはできないかもしれません。

ほくろから生える毛には「抜いてもいいのか」「脱毛はできるのか」などの疑問も生じることでしょう。
具体的な処理の方法を取り上げながら、注意したいポイントについても紹介していきます。

太いほくろ毛はどうして生えるのか?

ほくろから黒くて太い毛が生えるのは、どうしてなのでしょうか。
縁起がいいと言われるので、そのままにしておきたいという人もいるかもしれませんね。
まずは、ほくろの毛の噂と毛が生える理由について解説していきましょう。

縁起がいいとも言われるほくろ毛

ほくろから毛が生えてきたら、とても気になりますよね。
ひょろりと長い毛が1本生えることも多く「どうしてこんな毛が生えてくるのだろう」と思うこともあるでしょう。

ほくろ毛は、幸運の象徴や運気が上がっている証とも言われます。
食生活に困らず、金運に恵まれ、恋愛運も上昇するとされ、その縁起のよさから、そのまま生やしておく人もいるほどです。
そして、自然に抜けることで願いが叶うとも言われています。

しかし、ほくろから生える毛は剛毛であることが多く、どんどん長くなってしまい、処理したいと思うことも多いはずです。

メラニンの活動が活発

ほくろとは、メラニン色素を生成するメラニン細胞が変化した「母斑細胞」が増殖した皮膚良性腫瘍の一種だとされます。

もともと皮膚の細胞やメラニン細胞の活動が活発な場所であるため、ほくろから生える毛は色素が濃くなり、黒く太く長い毛が生えやすくなります。

ほくろの毛はどうしたらいいのか?

ほくろから生えてくる毛は、抜いてしまってよいのでしょうか。
安全に処理するためには、何か特別な対処が必要なのでしょうか。
ついつい抜きたくなる毛ですが、むやみに抜くのはおすすめではありません。

ほくろの毛は抜かないほうがいい

ほくろから生えている毛は太い場合もあり、無理に抜くと肌にダメージがあることが考えられます。
ほくろにはさまざまなタイプがあり、ほくろのように見えるけれどほくろではないものもあります。

抜くことで炎症を起こし毛嚢炎になることもあるので、無理に抜かないほうがいいでしょう。
ほくろから生える毛が気になるときには、カミソリで剃るよりもはさみでカットするのがおすすめです。

脱毛したいときには

ほくろから生えている毛を脱毛したいときには、どうしたらいいのでしょうか。
光脱毛やレーザー脱毛の機器はメラニンの黒い色素に反応するために、ほくろには直接照射することはできないというのが一般的です。

サロンやクリニックで脱毛の施術をする場合には、ほくろを白いシールで保護して反応しないようにすることもあります。

ほくろから生える毛を脱毛する場合、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛ではなく、細い針を毛穴に挿入して、電気によって毛根にダメージを与えるニードル脱毛で行うこともあります。

まずはどのような脱毛方法が可能なのか、安全に施術できる方法はあるのかを医療機関やサロンに相談してみましょう。

ほくろは病気の可能性があるって本当?

「ほくろに痛みがある」「ほくろが大きくなっている」など、ほくろそのものの様子が気になるときには、どうしたらいいのでしょうか。
一般的なほくろではなく、病気の可能性についても解説していきます。

ほくろに痛みがある

ほくろは基本的に痛みを感じるものではありません。
しかし、むやみに毛を抜くことで毛穴の周りが炎症を起こすことがあります。
その際に埋没毛や毛嚢炎を引き起こして、痛みが生じることもあります。

また、ほくろの皮膚の下に袋状のものができて腫れることで痛みが生じることがあります。

メラノーマとは?

ほくろのように見えるものに、メラノーマがあります。
これは皮膚がんの一種です。

多くのほくろは丸い形をしていますが、メラノーマは悪性がん細胞が増殖しているため、多くはいびつな形をしています。
メラノーマの場合、痛みやかゆみはありません。

毛の生えているほくろは良性のものが多いとされますが、ほくろに刺激を与え続けるとメラノーマに変化することがあるとも言われます。
そういう意味でも、ほくろから生える毛は抜かないほうがよいとされます。

ほくろのようなものがだんだん大きくなっているなど、気になる場合には早めに皮膚科を受診しましょう。

ほくろがあっても脱毛はできるのか?

脱毛をしたいけれど、ほくろがあるとできないのでしょうか。
人よりも肌にほくろが多くある場合、脱毛しても大丈夫なのかと気になることもあるのではないでしょうか。

ここでは脱毛の仕組みを紹介しながら、ほくろがある場合の対応について取り上げていきます。

脱毛の仕組み

サロンなどで扱っている光脱毛は医療レーザー脱毛よりも照射出力が弱く、広範囲に照射できることに特徴があり、比較的痛みも穏やかだとされます。

また、医療レーザー脱毛は、毛根にピンポイントに照射して毛を生やす細胞を破壊する永久脱毛は、医療機関でしか行うことができない施術です。

いずれにしても、光やレーザーを使った脱毛機器はメラニンに反応して熱を発生させるために、基本的にほくろには照射できません。

ただし、サロンやクリニックでの脱毛では、白いシールなどでほくろの色を隠して、照射に反応しないようにして施術できる場合があります。

医療レーザー脱毛では、医師の診断のもとに薄いほくろに対して出力調整をして照射する場合もあります。
この場合、ほくろの色が薄くなる、なくなるなど、状態が変化することもあります。

医療脱毛クリニックに相談

ほくろがあるからといって、必ずしも脱毛ができないわけではありません。
ほくろの濃さなどによっても対応できる施術は異なりますので、医師の診断のもとに脱毛ができるクリニックに相談してみましょう。

ほくろがあって脱毛が心配なときには

ほくろから生える毛をセルフケアするときには、無理やり抜いたりせずに肌やほくろにダメージを与えない方法で行うことが大切です。
ほくろにはさまざまなタイプがありますので、むやみに刺激を与えることはやめましょう。

また、「ほくろの形がいびつ」「だんだん大きくなっている」など、ほくろそのものが心配な場合には、早めに皮膚科に相談しましょう。
たかがほくろと思わずに、病気の可能性もあることを知っておく必要があります。

「ほくろから生えている毛を脱毛したい」「脱毛をしたいけれどほくろがあるので心配」というときには、医療脱毛ができるクリニックに相談してみるのがおすすめです。

1人で悩んでいるよりも、専門家に相談することで安心して施術ができそうです。