脱毛後に肌や毛はどうなる?してはいけないことや自己処理の方法も


脱毛後の肌や毛の状態は、いったいどうなるのでしょうか。
「施術後の毛はどうなっているのか」「自己処理をする場合にはどうしたらいいのか」など、脱毛の仕組みを取り上げるとともに、アフターケアで注意すべきことや適切な処理法についても紹介します。
脱毛後にしていけないことについても事前に知っておくことで、はじめての脱毛にも安心して挑戦できそうです。

脱毛後の適切なケアや自己処理法は?

脱毛をすると、毛がどのようにしてなくなっていくのかが気になりませんか。
すぐに毛がなくなるわけではないと聞くと、毛が抜け落ちるまでの期間の処理はどうしたらいいのかも知っておきたいところです。

まずは知っておきたい脱毛後のお手入れについて紹介します。

脱毛後にしたいスキンケア

脱毛の施術後の肌はとてもデリケートになっているため、普段は肌には何もしないという人もスキンケアをする必要があります。
慣れないことに戸惑うかもしれませんが、脱毛後には大切なことなのできちんとケアを行いましょう。

脱毛後にしたい処理とともに、肌トラブルを起こさないようにするために気をつけることは、主に次のとおりです。

脱毛後のスキンケア
・肌を清潔にして保湿する
・肌への刺激を避ける
・熱をもっている場合は濡れタオルで冷やす

肌を保湿する

脱毛後の肌は、熱を帯びて普段よりも乾燥しやすくなっています。
乾燥した状態の肌は肌トラブルも起きやすくなるため、化粧水で保湿した後に、クリームを塗り肌に蓋をするイメージで十分に保湿ケアしましょう。

普段はほとんどスキンケアをしていない男性でも、脱毛後にはケアが必要になります。
水分量を高めて肌をやわらかくしておくことで、脱毛後の毛が抜け落ちやすくなり、次の脱毛の施術もスムーズになります。

脱毛施術後の肌は、ほてり、赤み、かゆみなどが出やすく、炎症も起こしやすくなっています。
施術後の毛穴から細菌が入ることは肌トラブルの原因にもなりますので、肌を清潔に保つように心がけましょう。

刺激を避ける

脱毛後の肌はとてもデリケートになっていて、傷つきやすい状態です。
肌を擦らないようにして、ダメージを起こさないように気をつけましょう。

メンズ用化粧水にはスッキリして少し刺激のあるメンソール系のものがありますが、脱毛後のスキンケアには刺激成分入っていないものを選ぶことが大切です。
古い角質を取り除くピーリング効果のある化粧品も使用しないようにします。

また、施術直後はシャワーを浴びるときにもゴシゴシ擦らないようにしましょう。
きつめのジーンズはやめておくなど、摩擦で刺激しないような服装選びをするとともに、1週間程度の間は制汗剤の使用も控えます。

濡れタオルで冷やす

脱毛の施術をした後に、肌が熱をもってほてり、赤み帯びていたりかゆみがあるときには、濡れタオルで冷やします。処方された軟膏やクリームで炎症を抑えることもできます。

脱毛後の毛はいつ抜ける?

脱毛の施術をしたらすぐにツルツルの肌になるかというと、そうではありません。
「なかなか毛がなくならないな」「いつまで待てばいいのだろう」と不安にならないように、まずは脱毛の仕組みを知っておきましょう。

また、脱毛後に毛が抜け落ちるのを待っている間にも日常生活を送らなければなりません。
その間のムダ毛の処理はどうしたらいいのかなど、脱毛後の処理方法のポイントについても紹介していきます。

しばらくするとポロポロ抜ける

個人差はありますが、脱毛の施術をした後は1週間から2週間程度で毛がポロポロと抜け落ちます。
医療脱毛はメラニン色素に反応するレーザーで毛乳頭の発毛組織にダメージを与えるため、脱毛後しばらくすると、毛が毛根とともに抜け落ちます。

なかなか抜け落ちないと感じていても、無理に引き抜くようなことはしてはいけません。
洗顔後にタオルで拭いたら毛がついてきたというような状態で、自然に抜け落ちるのを待つようにします。

抜け落ちる前に毛抜きで抜かない

脱毛の施術直後から抜け落ちる毛がある一方で、抜けそうで抜けない毛があると、気になるかもしれませんが、毛抜きで毛を抜く行為はやめましょう。
脱毛後の毛を毛抜きで抜いてしまうと、毛が途中で切れたり、毛根から離れた状態で抜けてしまうことがあります。

また、毛には毛周期があり、「成長期」「退行期」「休止期」のなかで脱毛できるのは成長期の毛だけです。成長期の毛は全体の20パーセント程度だといわれ、毛抜きで無理に自己処理をすることで脱毛の施術に重要な毛周期に影響を与えてしまうことがあります。

毛を無理に抜いてはいけない理由には、そのほかに肌や毛穴に負担がかかって毛嚢炎(もうのうえん)などの炎症や埋没毛(まいぼつもう)を引き起こさないようにすることもあります。

脱毛後の自己処理で気をつけること

脱毛後のお手入れに気をつけているものの、顔などの見える部分にムダ毛があると、どうしても処理しなければならないこともあるはずです。
脱毛後に自己処理をする際には、注意しておきたいことがあります。

カミソリや毛抜きは使わない

脱毛施術後3日程度は、肌を休ませることを優先し、なるべく肌に刺激を与えないようにすることが大切です。

肌が落ちついた後に自己処理する場合にも、カミソリ、除毛クリーム、ワックスなどの肌への刺激の強い処理方法は避けます。

通常の状態でも、カミソリは肌への負担が大きく、除毛クリームを使うと肌がヒリヒリとする場合があります。
脱毛後はより肌が敏感になっていますので、肌トラブルを避ける意味でも、刺激の強い処理方法はやめておきます。

自己処理は電気シェーバーを使う

脱毛後3日は自己処理をしないほうがよいのですが、肌おちついてきた状態でヒゲ剃りなどをしなければならない場合には、カミソリよりも刺激が少ない電気シェーバーがおすすめです。

脱毛施術後でデリケートになっている肌に自己処理をする場合には、毎日のように続けて刺激を与えないようにして、肌を休めることに気をつけます。
自己処理のあとには、肌を清潔にしてスキンケアを心がけましょう。

脱毛後にしてはいけないことは?

脱毛の施術をした後には、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。
脱毛後にしてはいけないことと、覚えておきたい対処法を紹介します。

脱毛施術後に避けるべきことの一例
・入浴や運動
・肌への刺激
・飲酒
・日焼け

施術当日はお風呂やアルコールを避ける

脱毛後に血行がよくなる行動をすると、体温が上がって熱をもち、ほてって赤みやかゆみが増したり、ヒリヒリとした痛みを伴うこともあります。

脱毛当日は、湯船に浸かっての入浴やアルコールの摂取などの血行がよくなる行動は避け、肌の炎症を抑えるように心がけます。
体を洗う場合はぬるめのシャワーのみにして、運動やプールでの水泳、マッサージやエステ、サウナや岩盤浴などもしないようにします。

薬の服用や予防接種については主治医に相談する必要があります。

日焼けをしない

医療レーザー脱毛はメラニン色素に反応するため、日焼けした肌や色素沈着した部分にも反応してしまいます。
確実に脱毛を行うために、また、肌へのダメージを少なくするためにも、脱毛施術中は日焼けをしないように気をつけましょう。

脱毛後の処理方法を知っておこう

脱毛後に毛や肌がどうなっているのかを知っておけば、ほてりや赤みがあるときにも不安になることなく適切な対処ができますし、自己処理をしなければならない場合にも、正しい方法を知っておくことで安心して処理できます。

医療脱毛では永久脱毛ができますので、いずれ自己処理による肌トラブルや日常的な手間はなくなります。
専門家に相談しながら脱毛の施術ができますので、気になる場合には、まずはカウンセリングを受けてみましょう。