色の違うヒゲが生えてきて、気になったことはありませんか。
黒かった色が茶色や金色になるのは、どうしてなのでしょうか。
栄養不足なのかな?それとも体調不良?と不安に感じることもありそうです。
「どうして生えてくるのか?」「脱毛はできるのか?」など、気になる茶色のヒゲの理由や対処法について紹介していきます。
ヒゲが茶色になったらどうする?
黒かったヒゲに、突然茶色や金色、赤色の毛が生えてきたら驚いてしまいますよね。
ヒゲの色が変化する原因は何なのでしょうか。
「このまま白くなってしまうのか」「改善する方法はあるのか」など、気になることや知っておきたいことも出てきそうです。
まずは色の変化の理由とともに、対処の仕方を取り上げていきます。
ヒゲが茶色になる原因は?
色の違うヒゲはあごに生えやすいこともあり、目立つ場合も多くあります。
ヒゲが茶色くなるには。いくつか原因があるものです。
生活習慣などの意外な理由があるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。
色素の不足
人間の体の毛は、色素を取り込むことで色が出てきます。
体毛の色は、メラニン色素の量や種類によって違ってくると言われます。
日本人の多くは黒髪や黒いヒゲですが、色素を作り出す力や取り込む力が弱くなることで、茶色や金色のヒゲが混じってきます。
栄養不足
では、どうして色素を生成して取り込む力が弱まるのでしょうか。
年齢に関係なくヒゲの色が変化する要因としては、栄養不足があります。
髪の毛やヒゲはアミノ酸の高分子化合物であるタンパク質でできており、メラニン色素をつくる細胞にメラノサイトがあります。
ヒゲとその色を生成するために必要なアミノ酸が不足したり、メラノサイトの働きを活性化させるミネラルが不足すると、色も変化する可能性があるのです。
加齢
色素を形成する能力は、加齢によって衰えてくると言われています。
年齢を重ねることで髪の毛が黒から白に変わってくるように、ヒゲも白髪になります。
ヒゲの色が変化した原因が加齢による色素の量が減少であれば、茶色や金色に変化したヒゲの色は、徐々に白へと変化していくことが考えられます。
ストレス
「ストレスで髪の毛が白くなった」という話を聞いたことがあるでしょうか。
強いストレスを感じると交感神経が優位になり、毛細血管が収縮した状態が続くことで、血流が悪くなることが知られており、そのために酸素や栄養分が毛根に届きにくくなって白髪になると言われます。
ストレスは、ヒゲの色にも影響を与えます。日常生活で強いストレスを感じていないかチェックしてみましょう。
日焼け
日焼けによるダメージで髪の毛がパサパサになり、茶色や金色に変化した経験はありませんか。
紫外線によるダメージは、ヒゲにも起こります。
強い日差しの下で長時間過ごしたあとなどに、ヒゲの色が変化していた場合には、日焼けして傷んだ可能性があります。
塩素による影響
プールなどの塩素によっても、ヒゲの色が変化することがあります。
塩素には漂白作用がありますので、日常的に長時間プールに入る機会が多い場合には、髪の毛の色が徐々に茶色くなってくることがあります。
塩素の影響によって、ヒゲも髪の毛と同じように茶色や金色に変化することがあります。
プールで泳いだあとは、しっかりと洗い流してヒゲのケアをしておくことも大切です。
ヒゲが茶色になったときの対処法
なんだかヒゲが茶色や金色になってきたと感じたときには、どうしたらいいのでしょうか?
色が変化する理由には、体の内側の変化である場合もあれば、日常習慣や外的要因の場合もあります。
原因によって対処法は違ってきますので、それぞれに紹介していきましょう。
食生活の改善
ヒゲの色が変化した理由が栄養不足の場合には、食生活に気を配ることが大切です。
「インスタント食品を毎日食べていた」「野菜がなかなか食べられない」など、偏った食生活をしている場合には、タンパク質やミネラルの摂取を意識してみませんか。
アミノ酸やメラニン色素の原料と言われるチロシンを多く含む食品として、チーズ、マグロやカツオなどがあります。
チロシンはバナナやアボカド、ナッツ類にも多く含まれています。
色素をつくるメラノサイト細胞の働きを活発にしてくれるのはミネラルです。
昆布やわかめ、ひじき、海苔などには、ミネラルが多く含まれています。
ヒゲの色に影響を与え、現代人に不足しがちな亜鉛や銅を多く含む食品には、魚介のカキや大豆製品などがあります。
ストレスを減らす
ヒゲが茶色くなった原因がストレスの場合には、意識してリラックスできる時間をつくることが大切になります。
髪やヒゲの色が変化するほどの強いストレスを感じている状態は、健康にもよくないので、ストレスの軽減を意識して行動し、リフレッシュする、環境を変えるなどの対策も必要となるかもしれませんね。
運動をする
有酸素運動は、メラサイトの働きを活性化させると言われます。
茶色いヒゲが生えてきたら、毛根までスムーズに酸素や栄養を届けられるように、ジョギングやウォーキングで血流をよくすることを意識しましょう。
適度な運動は血流の改善だけでなく、ストレスの解消にも役立ちます。
健やかなヒゲと心身のために、生活に運動を取り入れてみませんか。
切る・抜く
ヒゲに違う色が混じってきたときの直接的な対処法として、「切る」「抜く」があります。
切る方法は手軽でダメージも少なくてすみますが、またすぐに生えてきてしまうため、日々のこまめなケアが必要になります。
毛抜きなどでヒゲを抜いてしまえば、切ったときほどにすぐに伸びてきてしまうことはありませんが、毛根は残っていますので、いずれ生えてきます。
また、毛抜きで抜くことは肌へのダメージがあり、肌が硬くなるだけでなく、炎症や黒ずみの原因になることもありますので要注意です。
ヒゲ用マスカラを使う
ヒゲに違う色が混じって気になる場合の対処法には、ヒゲ用マスカラを使用する方法があります。
ヒゲそのものを処理するのではなく、マスカラで色の違いを隠すイメージです。
大切な日なのだけれど「なんとなく清潔感がないな」というときにメイクする気分で利用でき、抜くよりもダメージが少なくてすみますが、こまめな手入れが必要となります。
毎日剃る
ヒゲに他の色が混じって気になる場合には、思い切って剃ってしまう方法があります。
普段からヒゲを生やしている訳ではない人は、毎日剃ることで対処できますし、色の混在に悩むことはなくなります。
ヒゲ脱毛をする
「このまま色が変わってしまうのかな?」「顔の目立つ部分なのできれいにしておきたい」など、ヒゲの色の変化でお悩みの場合には、ヒゲ脱毛がおすすめです。
男性にとってヒゲの手入れは必要なものですが、脱毛することで、毎日の手入れをしなくてもよくなるとともに、ヒゲ剃りによる肌へのダメージも少なくすることができます。
やってはいけない対処法
ヒゲが茶色になったときには「実はやってはいけないこと」があります。
ついついしてしまいがちなことなのですが、ダメージが大きいので注意しましょう。
毛抜きで抜く
ヒゲに違う色が混じると、なんだかきれいではなくなります。
鏡に映る自分の顔に若々しさが感じられず、つい毛抜きで抜きたくなります。
しかし、毛抜きで抜くと出血することもあり、肌が傷つくことで状態が悪くなりやすくなります。
毛穴が広がることで不衛生な状態になり、炎症の原因にもなるので、毛抜きで抜くのはやめましょう。
白髪染めで染める
ヒゲの色が変わってきたら「髪の毛と同じように染めればよいのでは?」と考えるかもしれませんね。
しかし、ヒゲは顔に生えているものです。
白髪染めは肌への刺激が強すぎるため、やめましょう。
ヒゲ脱毛に最適な時期とは
特に年齢的な要因でヒゲが茶色や金色になった場合は、ヒゲが白くなっていく前の状態だと考えられます。
ストレスや栄養不足など、色の変化の原因に思い当たることがなく、改善する方法が見当たらないときは「ヒゲ脱毛の時期が来た」と考えてもよいかもしれません。
色違いヒゲは手入れが難しい
1、2本であれば簡単に処理できますが、異なる色が多く混じってきたヒゲはおしゃれさや清潔感に欠けがちです。
顔の目立つ部分でもあるため手入れが難しく、どうしたらいいのかと悩むこともあるでしょう。
思い切って脱毛を考える方が多いのは、手入れが難しくなってきたことと、今後も増えていくことが想定されるからです。
ヒゲ脱毛は退色前がおすすめ
レーザー脱毛ではメラニン色素の濃い毛根を狙うため、施術には黒い状態のほうが適しています。
そのため、茶色や金色のヒゲが生えはじめた時期は、脱毛に最適なタイミングだとも言えます。
今後退色が進みそうな場合には、この機会に脱毛を検討してみることをおすすめします。
茶色のヒゲが生えてきたら考えよう
茶色のヒゲが混じってきたら、むやみに抜いたりせず、適切な方法を選ぶことが大切です。
自分で手入れをする場合には、清潔感のある身なりに整えるためにどうするかを考えましょう。
茶色や金色のヒゲが生えてきたら、これから退色した部分が増えていく可能性があります。
色混じりできれいに見せることが難しくなることを想定し、ヒゲ脱毛を考えるのにもぴったりな時期でもあります。